あらすじ・ストーリー
新興宗教・緑命会を信仰する須藤依子は、勤勉で穏やかな生活を送っていた。
失踪した夫には親の介護を押しつけられ、息子の結婚相手は障がいを持っている。
避けがたい苦難ばかりが降りかかる生活の中、
依子は湧き上がる負の感情を信仰心で押し殺すのだが……
全ての不幸の始まりが東北の大震災。
それをきっかけに家族が分解してゆく様が見事に描かれている。
親の介護 夫の失踪 新興宗教 更年期 ごみ屋敷 パワハラ客 末期がん 差別
現代のひずみを見事に表した映画。
喜劇と悲劇が同時進行していく。
そんなにいっぺんに自分の身にいろいろ降りかかってくるわけない、と思っているけど、実は割といろいろ起こっているのかもね。