今年の夏に観てきた「ミンナノウタ」
あらすじ
ダンス&ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバー7人が本人役で主演を務め、「呪怨」「犬鳴村」の清水崇監督がメガホンをとったホラー。
人気ラジオ番組のパーソナリティを務める「GENERATIONS」の小森隼は、ラジオ局の倉庫で「ミンナノウタ」と書かれた古いカセットテープを発見する。その後、小森は収録中に不気味なノイズと少女の声を聞き、行方不明となってしまう。事態の解決を急ぐマネージャーの凛は、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバーたちに話を聞くと、彼らもリハーサル中に少女の霊を見たという。やがて霊の正体は「さな」という女子中学生であることが判明するが、彼女が奏でる呪いのメロディによって恐怖の連鎖が引き起こされていく。
レビュー
夏に、あまりに暑くて、ちょっとは涼しくなるかと思い、ホラー映画をチョイス。
ジェネレーションズが本人役として出演しているので、名前がよくわからんおばちゃんでも楽しめました。
清水崇監督の作品のファンなので、見に行ったという感じですが、問題の家の外観、内部など、「呪怨」の家そっくり。時間軸がおかしくなる気持ち悪さも「呪怨」そっくりでした。
お母さんも 病んでるサナちゃんもこわかったけど、ホラーファンとしては物足りない感じかなぁ・・・
でも「としお」くんが出てきたので サプライズでうれしかったです。
ミステリと言う勿れ ロケ地を散策
Pearl パール
あらすじ
1918年アメリカ・テキサス。華やかなスターに憧れるパール(ミア・ゴス)は、厳格な母親と体が不自由な父親と共に片田舎の農場で暮らしている。若くして結婚した夫は戦地におり、父親や家畜たちの世話に明け暮れる生活にうんざりしていた。あるとき父親の薬を買いに町へ出かけた彼女は、母親に内緒で映画を見た際に映写技師と出会い、ますます外の世界への憧れを募らせていく。そんなとき、地方を巡回するショーのオーディション開催を知ったパールは参加を望むが、母親の非情な言葉をきっかけに抑圧されてきた感情が爆発する。
X エックス(2022年)の前日譚になります。
朝、アマプラで視聴してから鑑賞しました。絶対にエックスを観てから見たほうが楽しめますよ。エックスは意味も解らず、ひたすら怖いエージングホラーだと思っていましたが、パールはキチンと理由があり、エックスからの伏線を回収できます。
毒親、戦争、スペイン風邪で抑圧され、爆発したんでしょうな。
しかし、ミア・ゴスという女優さん 初めて知りましたが、本当に演技力が凄いですね。大ファンになりました。
プーあくまのくまさん
あらすじ・解説
B級映画だと思って観れば楽しめます。
ツッコミどころ満載です。 登場人物全員おバカです。
なんで襲われたのに 警察呼ばずに仕返ししてるの?なんで 殺しても殺しても死なないの?
プーさんもピグレットも100エーカーの森に置き去りにされて食べるものもなく クリストファー・ロビンや人間に恨みを募らせていったのでしょう。
スプラッター好きには楽しめると思いますが、やはりお子様には見せられない。家に帰ってプーさんのぬいぐるみを見て少しコワくなった(笑)
波紋
あらすじ・ストーリー
新興宗教・緑命会を信仰する須藤依子は、勤勉で穏やかな生活を送っていた。
失踪した夫には親の介護を押しつけられ、息子の結婚相手は障がいを持っている。
避けがたい苦難ばかりが降りかかる生活の中、
依子は湧き上がる負の感情を信仰心で押し殺すのだが……
全ての不幸の始まりが東北の大震災。
それをきっかけに家族が分解してゆく様が見事に描かれている。
親の介護 夫の失踪 新興宗教 更年期 ごみ屋敷 パワハラ客 末期がん 差別
現代のひずみを見事に表した映画。
喜劇と悲劇が同時進行していく。
そんなにいっぺんに自分の身にいろいろ降りかかってくるわけない、と思っているけど、実は割といろいろ起こっているのかもね。
Village ヴィレッジ
あらすじ
夜霧が幻想的な集落・霞門村に暮らす片山優(横浜流星)は、
美しい村の山に建設された巨大なゴミの最終処分場で働いていた。
母の君枝(西田尚美)の作った借金の返済に奔走する一方、
職場の作業員に目をつけられた優は、浮かばれない日々を過ごしていた。
しかし、幼なじみの中井美咲(黒木華)が東京から戻ったことから、
優の人生が変わっていく。
感想
自分は何も悪いことをしていないのに、耐えて耐えて生きている主人公。選択の自由など与えられず、その境遇から汚いものに加担せざるを得ない生き様に、容赦なく降りかかる不幸の連鎖。ひとりですべてを抱え込んで受け入れることに鈍感になってしまった彼の心の暗闇に射した一条の光もあえなく遮られていきます。
暴力シーンが多いのでPG12指定。
横浜流星さんは言葉少ない役ですが 佇まいで 心境の変化がわかる素晴らしい演技でした。
最後のほほえみも能面を取った本当の感情を出せたのかな、と思えて後味の悪い映画でした。