礼真琴さんが魅せる、舞台『赤と黒』の熱い唱と演技に心を打たれた
こんにちは、みこひこです。今回は、シアタードラマシティで上演中の『赤と黒』を、主演の礼真琴さんが演じるジュリアンに注目してライブ観劇したので、その感想をお届けします。
礼真琴さんが演じるジュリアンは、出自の貧しさや社会的地位の低さを克服し、自らの野心と才能を活かして上流社会にのし上がっていくという、複雑な内面を持った人物です。礼真琴さんは、そのような難しい役柄を見事に演じきっていました。
ジュリアンが抱える葛藤や苦悩、その内面の変化を、繊細な演技で表現していたところに驚き、礼真琴さんが演じるジュリアンのクールな表情や、熱い感情の表現も、見事に演じ分けていたと思います。
舞台のセットや演出も、物語の世界観を一層深めていたため、演劇ファンには堪らない作品だと感じました。また、ストーリーの進行上、やや緩慢に感じる場面もありますが、軽快なフレンチロックがそれをわすれさせてくれ、笑いを誘う部分もあり、まさに演劇の進化を感じさせるフレンチロックオペラだと思いました。
有紗瞳さん、上流階級に属する女性の芯の強い表現と人を愛する愛情あふれる表現の切り替えお見事でした。
詩ちずるちゃん、歌うま!
ジェロニモ 暁千星さんも 冒頭でそんなことを申しておりましたが、2人とも、こんな時代に生まれなければ、もっと違った人生を送れたでしょうに。
宝塚版 『赤と黒』は、2008年星組の 安蘭けいジュリアンしか観たことがないのですが、時代が変わり、フレンチロックの『赤と黒』は 暗い感想しか持ってなかった私の心を、どこか楽しいイメージも加えた『赤と黒』に塗り替えてくれたようです。
以上、シアタードラマシティで上演中の『赤と黒』を、礼真琴さんが演じるジュリアンに注目して観劇した感想でした。
もう一度見たいけれど、ブルーレイの発売を待つしかなさそうです。